一般に、「80%偏差値」と「50%偏差値」と呼ばれています。
80%偏差値とは、合格可能性が80%の偏差値で、50%偏差値とは合格可能性が50%の偏差値です。
では、ここで80%偏差値および50%偏差値の具体例を出してみて、私立中学受験の偏差値について検証してみましょう。
例えば、私立A中学の80%偏差値が60で50%偏差値が55、私立B中学の80%偏差値が60で50%偏差値が52とした場合について考えてみます。
A中学もB中学も、80%偏差値は同じ値(上の例では60)となっていますので、受験においては同じ難易度と考えられます。
しかし、私立中学の間で50%偏差値に違いがある場合、50%偏差値の低いB中学のほうが合格しやすいということを意味しております。
私立中学受験の偏差値においては、合格可能性が80%の偏差値、いわゆる「80%偏差値」ばかりに注目しがちですが、合格可能性が50%の偏差値、いわゆる「50%偏差値」を見ることによって、その中学の実質的な受験の難易度を考えることができるといわれています。